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いよいよ中国のGDPが日本を上回ったようです。強い経済発展を続ける中国、景気低迷から抜け出せない日本、世界経済の地図は塗り替えられてゆきます。日本の個人消費・住宅は不振が続き、デフレから抜け出せない状態が続いています。また、このような状況の中、円は強くなり日本の輸出産業を苦しめます。最近では、中国がその強い通貨「元」で割安となった日本の不動産に投資をする姿も見られるようになりました。
昨今、我が国の不動産の価格は下落しています。リーマンショック以降の不況により、企業や個人が不動産を手放すケースが多くなりました。さて、今回はこのような経済状況の中での不動産投資の魅力とリスクを考えたいと思います。経済が不安定な時期だからこそ、不動産と真剣に向き合い考える必要があるのです。最近は、不動産の価格が下がっているのだから投資はまだ不安であると考える方もみえれば、下がっている今だからこそ割安な不動産に投資しようと考える方も見えると思います。また、老後の不動産収入を年金にプラスして得られるとか、サラリーマン大家さんとして副収入を得るなどの話しもよく聞かれます。では、不動産に投資することの魅力とはどんなことなんしょう。不動産を土地の活用を中心に考えればインフレ時にはたいへん心強い資産と言えます。高度成長期はこれで蓄財をした人や企業も多いのです。現金を持っているより、土地に変えておいた方が有利だった時代です。そのような時代では建物は減価してしまうのであまり価値が認められませんでした。不動産、特に土地が値上がりするので建物の潜在的価値である利回りはあまり注目されませんでした。土地の値上がり率よりも不動産そのものが持つ建物等の投資利回りが注目されるようになったのは最近のことなのです。投資と言う観点から見てみますと、昨年の日経平均は1年間で40%以上下がりました。しかし、乱高下の大きい中古マンション等は東京都エリアでも7%の下落で止まっています。土地も下落を続けていますが一年で40%以上下げる事はありません。株式と不動産を同じに語ることはできませんが、居住用の賃貸マンションの賃料等はあまり景気に左右されず、入居者がいることを前提とすれば安定した収入が得られる投資と考えられます。また、銀行預金に比べると高い利回りが期待できるのも事実でしょう。もちろん、一戸の部屋だけに投資をすれば入居者がいないと収入はゼロになってしまい、利回りは0%となってしまいます。多数の部屋や一棟複数戸を所有していれば、そのようなリスクは低くなります。また、不動産は売りたくてもマーケットが冷え込んで買い手が付かない、購入した時よりも価格が下がってしまう等の換金性に対する即効性や値下がりも大きなリスクとして考えられます。売却経費がかさんだり年間の固定資産税が思わぬ負担となったりすることもリスクとなります。投資不動産の購入時の注意点は、利回りの標記にあります。利回りはすべての経費を差し引いて表すべきですが、必要な経費が記されていないものもあるので注意したところです。所有期間中の経費としては、固定資産税はもちろんのこと、管理費、修繕費、火災保険などがあります。また、金融機関から長期に借り入れをして事業を行う場合が多いと思いますが、その金利の上昇もリスク、少子高齢化、人口減少、一人世帯の増加、そして地震などの天災も日本や社会構造が抱える問題であり、今後の不動産経営にも大きく影響してきます。これらの要因を踏まえ、経費を抑えながらも質を落とさないようにするのがオーナーとしての能力となる訳です。
収益を得られる不動産は、居住用、店舗・事務所用、駐車場等がありますが、どれも投資金額、入居率、所有のための経費、所有期間中の経費、金利や天災、社会構造を考えることは重要な要素となります。
不動産投資には魅力もリスクもありますが、これからの時代、不動産投資はその質を落とさないようにし、戦略的に行うことが必須となってきました。
前田由紀夫








