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2008/07/01

投資と消費とスピードと

カテゴリー: コラム — admin @ 1:22 PM

経済的観点から見ると、お金の使い方には大きく分けて二種類があると考えられる。消費と投資である。安定した日本社会ではあまり気にされなかったが、いま、時代の変動のなかにそれらが深く認識されるようになった気がする。

なぜか? 経済は生き物である。刻々と変化するその形に惑わされてはいけない。バブルエコノミーはその典型的な例である。すべてをうまい方法に導くことは困難であるが、何時の日にもチャンスは必ず存在する。その感性を磨くためにも、あるものにお金を使った場合、その行動が結果として消費なのか、投資なのかを見極める考え方が重要となる。
例の、「金持ち父さん・・・」(ロバート・キヨサキ)には不動産に投資をしてその対価で消費をするというストーリーが考え方としてあったと記憶する。この考えは素晴らしいと思う。なぜなら投資から収益を生み、それを消費に回せばその時点での損は発生しないからである。そして、収益を投資部分に組み込み、その割合を増やしくり返せば雪だるま式にお金は増える理屈である。

さて、不動産は安全な投資なのだろうか? 疑問である。当然、リスクが付きまとう。日本では特に、人口減少、天災地変、需要飽和など、数えればきりがないほど問題を抱えている。だが、魅力的な金融商品が少ない時代においては不動産の利回と所有に憧れ、それに投資することは当たり前の投資行動である。

反面、最近ではその不動産リスクが顕在化したことにより、不動産から他の金融資産等に変える投資家も多くなってきている。しかし十分に気をつけるべきは、大勢が動いた時にはもう既に遅いという事である。これは株価や地価の変動から見ても歴史からも学ぶことが出来る。そういった投資行動において、ここ数十年で大きく変わったのは「スピード」ではないだろうか?高度成長期は急激に経済を押し上げた。 多少判断が遅れても損はあまりしなかったのだ。バブル経済崩壊後は、高度成長期よりも速い速度で資産価値を落としていった。そして、今なお不良債権の問題は解決されていない。
経済変化の動きは長い目で見なければ解らないが、いま、我々が直面している経済動向の裏側には今までに経験したことのない「スピード」が隠されていると思う。 

つね日ごろから、今の行動が消費なのか、投資なのかを考えスピード感をもって選択をしなければならない時代である。

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