2008年のテーマは、ズバリ「環境」でしょう! 【2008.01】

ズバリ2008年、今年のテーマは?
前田: ズバリ「環境」でしょう。京都議定書で約束した温室効果ガス排出削減年、2008年が到来しました。 また新聞、テレビ、更にはコマーシャルを見てもわかりますよね。企業各社が軒並みエコをアピールしています。 例えば、積水ハウスは、宇宙飛行士の毛利衛さんが出演され制震システムを紹介していますね。 またCO2削減を訴える内容もかなり多いと思います。自動車メーカーは、どこもそれを訴えています。
今年2008年はオリンピックイヤー。通常であれば、それをサポートしていることが売り込みになるキーのはず。 にも関わらず、関連するCMは圧倒的に少ないですよね。
聞き手: 言われてみれば、企業のオリンピックスポンサーというロゴも見かけませんね。 またここに来て、一気に冬の寒さも増し、更に一年前から続く原油価格高騰、並びに昨年末からの物価高が私たちの生活に大きな影響を与え始めました。
前田: これらもすべて環境が影響しているわけです。 原油に代わる化石燃料ということでバイオエタノールが注目されてますが、生成するためにも食品であるトウモロコシや大豆のでんぷん質が必要になってきます。 繊維状のセルロースからもつ作れますが、でんぷんが一番効率よくエネルギーを作り出すことができるようです。 もうお分かりになると思いますが、これが食糧問題に直結しているのです。 つまり、トウモロコシやサトウキビを必要としている弱い立場の人の所に、それが行かなくなってしまう現状があります。 「環境にやさしいから」ということで編み出された技術(バイオエタノール)ですが、世界全体を見たときに弱者をいかに守るかということがとても大切です。 また、深刻なことに、生きるための水を同じ民族同士が奪い合うという現状もあります。その中でも更に弱者である子供たちが、5歳になるまでに命を落としていきます。 産業革命以降、先進国は、化石エネルギーを使い、たくさんの益を享受してきたのに対し、途上国が益どころかそのツケを支払わされている。 これらの国々では本当に深刻な事態に陥っていますが、実はマスコミもほとんど報道していません。これはまずいですよね・・・。 先日、内閣府の環境政策担当者の方と話をする機会がありまして、この瞬間にあらゆる経済活動をストップさせたとしても、2050年までに確実に世界の平均気温は約2℃上昇すると見積もっているそうです。
聞き手: 本当ですか?その2℃によってどれだけの海面上昇が引きおこされるのか想像すると大変恐ろしいです。
前田: だから今後、先進国の理論で物事を考えていてはいけないと思います。 それに加えてアメリカと中国。この2国でCO2排出に関して全体の4割を占めている。 更に今、目覚しい発展を続ける中国では、今後も排出量が増え続けると思います。 今でこそインドや中国は、一人当たりの排出量は少ないですが、あれだけの巨大な人口がある国全土が富んだとすれば、このままでは恐ろしい結果を招くことになります。




















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