2008年のテーマは、ズバリ「環境」でしょう! 【2008.01】

日本人気質には、期待が大きい
前田: 実はこと「省エネ」について、日本人がそもそも持っている気質は非常に長けているのではないかな?と、私は密かに思っています。 例えば、タイル。我が国のタイルには33種類あって、出角、入り角、その間を目地割りっていうのがあります。 それをきれいにはめていくのですが、おそらく他の国のタイルはやっていないと思いますね。 平気で平ら通しが角でぶつかっている。海外の高級ホテルに泊まっていても「おさまり」を見てもひどいな!と、思うことが多々あります。 職業的にそういうところに目が行ってしまうのは、なんだか悲しいのですが。
聞き手: 「おさまり」という言葉が今、出てきましたが、漢字にもいくつかあるように、さまざまな状況でこの「おさまり」という言葉が出てきます。 そういう発想があるのも日本人ならではですよね。
前田: それに日本人は、徹底的に細かいところまでこだわって仕事をします。 例えば空調に使われるダクトってありますよね。これは曲がったりするから、伸び縮みするホースのように通常表面が波打っているのです。 しかし空気抵抗の見地から見ると、この波打った表面が抵抗になって実は空気排出においてロスがあるのです。 それを日本人は、空気抵抗が無くなるように真直ぐツルツルした表面のもので作ろうしますから。
聞き手: なるほど、細かい点まで慎重に作業できる気質ですね。 そういう点において、日本人の気質をして知識や経験を環境対策に生かすことができるという考え方ですね。
前田: 一つの住宅にでも徹底的にこだわる必要がある。それを日本人ならやれます。 太陽エネルギーを利用する取り組みがスペインなどでは住宅建設において積極的に組み込まれています。 自分たちが消費するエネルギーは、自分で作ろうという考え方です。 しかし、残念なことは今現在では、まだ採算が合わない点です。
聞き手: システムを設置する初期コストが高すぎてしまうということですね。
前田: そのとおりです。風力エネルギーに関しても同じですね。 そこで、ある所の取り組みでは、さらに自家発電して余った電力を買ってくれる。 地域単位ごとで、そういうシステムを作っていけたらいいですね。 東京大学の先生で、そのようなことを研究されていますね。 ある行政区では、区割りされた都市が電力を、太陽電池の場合はエネルギーの供給が安定していていないことが難点ですね。 急遽、一般電気を買わなくてはならないこともあるので、その対応するためにシステムを作らなくてはならない。
聞き手: 天気によって、良く発電する時とそうでない時の差が激し過ぎて、平均化することが難しいということでしょうか?
前田: そうですね。自然のエネルギーってそういうものです。 でも、その点はいずれ日本が問題解決をするでしょう。そう、我が国の技術をもってね。




















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