2008年のテーマは、ズバリ「環境」でしょう! 【2008.01】

200年住宅とは?
前田: この200年住宅の中では、建物をを二つに区分けします。 一つは「スケルトン」と呼ばれる建物の骨格の部分と、「インフィル」と呼ばれる内装や設備の部分です。 このスケルトンの部分は、200年もつような堅固なものにして、 インフィルの部分は、住居人の好みに、あるいは古くなった部分は簡単に取り換えられるようにするということです。 インフィルには例えば、壁材やユニットバス・キッチンなど。点検をして長持ちをさせていく。 そこで、ローンも二つの区分に分ける。そして、長持ちするストラクチャーの部分は次世代へ引継ができるようにするのです。 つまり、ローン付きで売買できるようにするということです。 一方で、そもそも寿命も短いとされるインフィルの部分は、一世代で消耗してしまえば良いのです。 建物自体に価値があるというのはどういうことかというと、貸借対照表で建物の価値を表すとしましょう。 ローン、つまり負債が左側にあっても、建物という資産全体から差し引いた残った部分に価値があるのなら、 そこの部分で更に借り入れをして自由な消費活動ができるようにしましょう、ということも可能になってきます。 つまり建物が価値を持ち始めると、消費にも余裕が出てくるのですね。
聞き手: 「スケルトンとインフィル」について質問があるのですが、 代々受け継ぐに値するスケルトンというものは、使い回しが良くて、 相当にしっかりしていて価値あるものでなくてはなりませんね。 実際にできるのですか?
前田: 50年持つものを作るとしますね。この建物もそれぐらいは持ちますよ。 では100年持つものを作るとします。寿命は倍ですが、費用はどれぐらいかというと、 おそらく、1.5倍もしないかな?1.3倍ぐらいの費用でできるでしょう。 そういうのがスケルトンの部分なんです。 更に、初期投資が多少高額になってしまっても、残存価値があるのだからローン付きで売却ができるのです。 だから性能保証がしっかりなされないとダメです。
聞き手: では、それをやることによって、他にも国策的なメリットは?
前田: まずは確実に省資源化に繋がるでしょう。 年間で一千万トンぐらいのゴミ削減に繋がるそうです。 答えは簡単です。廃棄しないから。 建築に関わるゴミ削減はまだまだ遅れていますから、相当にテコ入れできますよ。




















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