2008年のテーマは、ズバリ「環境」でしょう! 【2008.01】

200年住宅の要はコレだ!
前田: 200年住宅で最も重要な部分はね、ここですよね。「国民の意識改革」
聞き手: 環境問題を一つ取ってもそうですが、「人々の意識改革」とは、教育と一緒でとても難しいですし、 大変な草の根作業が必要になりますね。
前田: 明確なメリットを出すこと。目に見えるようにすることでしょう。 一つ、日本人の意識の中にあるのは「けがれの意識」というやつです。日本人は新品が好きなのです。 中古、つまり誰かの手に渡ったものにはけがれがあるとして忌み嫌う傾向があります。 一方で新車、新築という言葉にあこがれの念があります。 作家の井沢元彦さんもよく書いているけど「けがれの理論」。 平安時代は天皇が逝去するたびに遷都したりしましたね。これではあまりに効率も悪い。 中古住宅にもあまり人々が関心を持たないのは、そこに通じるものもあると思います。 しかし、スケルトンインフィルの考え方にすると、インフィルは全く新品でいけるので外観はすっかり変わりますからね。 目に見えないスケルトンの部分が中古であるだけで。そうすれば、必ず住宅価格は下がっていきますから。 3分の2ぐらいになるのではないかと国もにらんでいます。そのためにも住宅履歴書を作成することが必要になってきます。 この証明にはインチキや瑕疵があってはならい。まあ、「偽り」ってホントに最近そんな話ばかりで嫌になってしまいますが。
聞き手: では、この手の書類の公正明大性はどうやって担保しましょうか?
前田: 第三者機関の証明だと思います。しかし、これもバランス良くやらなくてはならないですよね。 我々、中小零細企業では、ここまでのことをやりきれないですよね。 大手だけ生き残れば良いという社会ではまずいのです。 そのためにも我々も、そして工務店も、もっともっと勉強が必要です。
聞き手: この200年住宅ビジョンは、昨年5月に自由民主党 政務調査会の福田康夫 住宅土地調査会長、 つまり今の内閣総理大臣によって発表されました。 これは国民に浸透していくとお考えですか?
前田: 確かに、これまで本当に様々な事件が発覚しましたが、 それらを経て今年はいい加減、ゼネコンと官僚による談合によって一部が利益を上げるという構図はなくなるのではないかなという雰囲気を感じています。 そして、もうそろそろ「ストック型の社会」になっていく気がしています。
聞き手: 国民の不安意識、併せて環境問題がそれを要請しているという状況だということですね
前田: そうです。住宅は高い買物だから、買うだけ買ってそれが最後に売れないものになってしまうというのは、皆さん嫌でしょう。 これだけ原油が高くなって環境問題が表面化して、それで相変わらず新車新築にこだわった生活なんてもう続けられないでしょ? 国民もいい加減、気付き始めていると思いますよ。それプラス、技術の前向きな革新も少し期待しながらね。
聞き手: 先ほど、我々ももっと勉強していかなければならないというお話が出ましたが、 今年は、勉強に関してどのような取り組みをしていかれますか?
前田: 具体的には、不動産のパフォーマンスを評価するというところから入っていきます。 それをすることで、どれだけの可能性があるかを検証していきます。 そしてコツコツと情報収集と研究を続けます。ただ、それを自分のところで溜め込んでも仕方がないので、外へ向けて発信する必要があります。 それに、これだけのことを一人でやるのは無理ですから、舵取り役をする必要がありますかね。その人が方向性を見誤ってはマズイです。 また、環境反対派の意見、理論も無視してはならないですね。異なる立場の彼らの言うことから、新しい視点や気付かされることが非常に多いですから。 彼らに応戦できるようにしなくてはなりませんし、結構良いポイントをついてきますから。 セミナーについては、先日、金融関係の人を集めて勉強会を開きました。彼らの意識が低いのに驚かされました。環境の意識ゼロ。 先ほど言った「リバースモゲージ」だとかプロでなくてはならないのにね。




















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